約 1,001,593 件
https://w.atwiki.jp/f-yusha/pages/245.html
0437 ノスフェラ ID キャラ名 属性 レア度 所属 CV 性別 備考・その他 ノスフェラ 0437 吸血乙女 ノスフェラ 水 LE 闇の住人 伊藤かな恵 女 種族:ハーフ(ノア×バンパイア族) 0438 吸血乙女 ノスフェラ+ LE+ 0439 吸血妖女 ノスフェラ HLE 0440 誘惑なる吸血妖女 ノスフェラ GOD ※画像クリックで拡大 ボイス 関連キャラ ※登録タグ ノア バンパイア族 水属性 闇の住人
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/17487.html
憑依刀ノスフェラト R 光/闇/火文明 (6) クロスギア ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■このカードをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーのコストの数だけ、相手は自身の山札の上からカードを墓地に置く。 ■これをクロスしたクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにバトルゾーンにとどまる。 コストが倍になったかわりに、 防御能力が上がり、ちょっとした攻撃能力が追加された《グランドクロス・カタストロフィー》。 カード指定の除去が増えているので、こいつ自体を除去されないように。 サイキッククリーチャーの覚醒後にクロスさせ、攻撃することによって、相手のデッキを思い切り削ることが出来る。 作者:仙人掌 フレーバーテキスト 永遠の命を騙るもの。 収録 DMMS-04「血流編 第4弾 幻想の終わり(ブレイク・マイ・フェイト)」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/48690.html
登録日:2021/07/18 Sun 17 49 35 更新日:2024/09/07 Sat 02 34 33NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 ※土曜朝7時30分です。 ※子供向け番組です お茶の間の良い子号泣シリーズ しつこい しぶとい みんなのトラウマ やべーやつ ウルトラマン ウルトラマンネクサス ウルトラマン版バイオハザード ウルトラ怪獣 キモい クソネズミ クリスマスの怪物 グロい スペースビースト ゾンビ ドブネズミ ド外道 ネクサスオリジナル怪獣 ネズミ ノスフェラトゥ ノスフェル ビーストヒューマン フィンディッシュタイプビースト マウンテンピーナッツ メガラッタ 中ボス 何故かなかなか立たなかった項目 再生 孤門のトラウマ 害獣 斎田リコ 最凶 正月の悪夢 畜生 超時空のアドベンチャー 邪悪 鬱展開 鼠 ノスフェルは『ウルトラマンネクサス』に登場するスペースビースト。 そして、多くの視聴者のトラウマとなった怪獣でもある。 【データ】 別名:フィンディッシュタイプビースト(*1) 体長:5~50メートル 体重:3万9000トン(最大時) 【概要】 EPISODE.11「人形 -マリオネット-」から登場する、生皮をひん剥かれたグロテスクなドブネズミのような姿のビースト。 長い舌と鋭い爪が武器で、体の大きさを自由に変えられる。 また、額からの光線で人間を体内に取り込むことができる。 当然ノスフェルを攻撃すると、生け捕りにされた人間にもダメージが及ぶため、人質を盾にする能力としては非常に厄介。 そして最大の特徴は、身体を粉々に爆破されても短期間で再生・復活できるという、スペースビーストの中でも屈指の強力な自己再生能力。 弱点である口内の再生細胞を破壊しない限り何度でも蘇る難敵(*2)。 再生器官が喉にあるのはサラマンドラのオマージュとなっているが、サラマンドラが1話で倒されるのに対してこいつは完全に倒されるまで7回も費やしている。 ネズミのような姿や背部の棘などザ・ワンと共通する要素が多いため、ザ・ワンの細胞を受け継ぐ上級ビーストとも言われる。 ビーストヒューマン みんなのトラウマ。 ノスフェルに殺害された人間が、ビースト細胞を植え付けられ蘇った所謂ゾンビ。 中身は生前の記憶をある程度保有しただけの全くの別人である。 人間に近い外見だが、腕が生々しい筋肉に覆われており、時間が経てば手がノスフェルと同様の鉤爪に変貌する。 おまけに、げっ歯類のように木材で歯を研ぐという習性を持つ。 カレーのついでに木材を食べるよう強要するシーンがトラウマになった視聴者は数知れない。 【来歴】 劇中では溝呂木眞也に操られて行動していた。(*3) 孤門一輝がナイトレイダーに配属される半年前に、斎田リコとその一家を襲撃。 彼女の両親と弟を殺害し、リコもまた溝呂木に射殺され、その死体はダークファウストの媒体として利用される事になった。 第12話では溝呂木の命令で、孤門を始末するためにダークフィールドに乱入。 鉤爪で孤門に襲いかかるが、リコとしての人格を取り戻したファウストに庇われ失敗に終わり、ウルトラマンネクサスのクロスレイ・シュトロームで爆散した。 しかし、この一撃が致命傷となったリコは孤門の腕の中で消滅し、彼の心に深い傷を負わせた…。 再生能力によって復活した後は、第13話の終盤で動物園で孤門と知り合った山邑一家を襲撃する。 ちなみに、この一家が標的にされた理由は長女の名前が「理子(リコ)」だったから。ひでぇ 第14話では山邑夫妻をビーストヒューマンに変え、薫・理子兄妹を別荘へ監禁する。 自身は地底に身を潜め、ビーストヒューマンもろとも理子を体内に取り込む。 そのままネクサスとメフィストの戦いに接近するが、孤門が放ったメガキャノンバニッシャーが直撃して爆散した。 だが、孤門が理子がノスフェルの体内に捕らわれているとは知らずに発射してしまった為、理子は重傷を負ってしまう。 さらに質の悪いことに、薫はメフィストのテレパシーでメガキャノンバニッシャーが発射される直前に理子がノスフェルに取り込まれている事を知った為、妹を傷付けた孤門を怒り狂いながら糾弾した。 「助けてもらってその態度はないだろ」と思う人もいるかもしれないが、突然両親を化け物にされた挙げ句、罪の無い妹まで戦いに巻き込まれてしまえば、当然精神は不安定になる。 また、孤門は事情を知らなかった上、ビーストの殲滅はナイトレイダーの義務でもあり、過去には上層部から「一般人ごとビーストを攻撃しろ」という非情な命令を下されたこともあるので、一概に責められない。とどのつまり全部溝呂木とノスフェルが悪い。 しかし、この出来事はまたもや孤門を大きく苦しめ、第15話のノスフェル戦の最中でフラッシュバックが起きてマトモに戦えなくなってしまい、とうとうTLTを脱走するまで追い詰められてしまう。(*4) 第15話では弱体化して小柄になっていたが、凶暴性は変わらず石堀光彦を負傷させている。石掘☆自演乙☆光彦 第16話では再び巨大化してナイトレイダーと交戦。 孤門を欠いたナイトレイダーを苦戦させるが、奮起した孤門とネクサスが駆け付けると形勢逆転。 ネクサスに顎をこじ開けられ、孤門にディバイトランチャーを撃ち込まれ再生器官を失う。 最期は、ジュネッスのオーバーレイ・シュトロームで分子レベルまで分解され消滅した。 そして、第17話の一年前の監視カメラの映像を最後に、孤門達と実に7週間も連続で視聴者を苦しめたノスフェルの出番は終わりを告げたのであった。 ノスフェルの爪痕はその後のストーリーにも影響を残しており、 何とか一命を取り留めた理子はノスフェルの細胞のせいでノスフェル以外の記憶が全部消されるという悲惨な目に遭ってしまい、バンピーラの一件まで廃人同然と化してしまっていた。 だがしかし、リコの死を乗り越えビーストとの戦いに身を投じる決意をする孤門の成長にある意味一役買っているなど、決して悪影響ばかり与えてきたわけではなかったのであった。 【総評】 単純なキルレシオでは、かのシルバーブルーメ等には大きく劣るものの、ノスフェル自身の強さや『ネクサス』前半の暗い雰囲気も相まって多くの子ども達にトラウマを植え付けた怪獣。 その傷跡は深く、「ウルトラシリーズで一番トラウマになっている怪獣は?」という質問に未だにノスフェルの名前が挙がることが多い。 さらに、ノスフェルは視聴者だけでなく商業面にもダメージを与えた。 ノスフェルの登場する山邑一家関連のストーリーは、よりにもよってクリスマスと正月に放送されたのである。 クリスマスプレゼントやお年玉等の年末・年始商戦という玩具を売るには大切な時期であるにもかかわらず、新春一発目のメガキャノンチェスター初登場回では、 あろうことか「防衛チームの武器が一般人を負傷させる」という販促としては最悪な展開になったので、バンダイ社員と卸売業者を絶望の淵に追い込んだ。 そう言う面でも、ある意味最凶のビーストと言えるだろう。 一応ソフビも発売されているが……他のビースト達と比べるとグロさは抑え気味だが、それでも特有のハイディティールさと肉色全開のリアルな塗装は相変わらずであり、やっぱり売り上げは良くなかった。 【その後の活躍】 椎名高志によるコミカライズ版『ウルトラマンネクサス』では連載第4話に登場。 児童誌の月刊連載という事もあり、リコ=ファウストの命を奪う役割は前話に登場したラフレイアに譲る形となり、TVシリーズでの悪事も総カット。 最終的には溝呂木の見せたリコの幻影を吹っ切った弧門のディバイトランチャーによる銃撃で直接撃破されるという、概ね原作の展開を1話分に圧縮した扱いとなっていた。 『ウルトラマンギンガS』のパラレルワールドを舞台にした外伝小説『マウンテンピーナッツ』では、事実上のラスボス怪獣として登場。 超過激なテロリストまがいの環境保護団体とビーストヒューマンを盾にして大虐殺を敢行するなど、子ども向け番組というタガが完全に外れた小説媒体なのを良い事に、さながら水を得た魚の如く大暴れ。 持ち前の再生能力で初代ウルトラマン相手に善戦する活躍を見せた。 ちなみに撃破後には とある人物 の変身態だった事が明かされているが、これについては『ギンガS』における当のキャラの描写と重大なイメージの齟齬を招きかねないという声も多く、本小説が多くのシリーズファンから否定的に受け取られている一因となっている。 『小説 ティガ・ダイナ&ウルトラマンガイア~超時空のアドベンチャー~』では、『ティガ』の世界に住むチャリジャにより拉致され『ガイア劇場版』の世界に放り出される。 同じくチャリジャが解き放ったガルラ、ネオジオモス、サイコメザード、カオスジラークと共にウルトラマンガイアを苦しめたが、 『ティガ』の世界からやってきた特捜チーム GUTSの猛攻を受けた挙句ガッツウイング2号のデキサスビームを顔に受け真っ先に斃される。 不屈の生命力で立ち上がるも(『ティガ』の10年後である)『ダイナ』の世界からやってきたスーパーGUTSとの同時攻撃を食らい、 最後はアスカ・シンが発射したガッツイーグルα号のビームを弱点の口内に受けて完全に絶命した。 その後、死体の細胞は他の怪獣共々デーモンギラレス14世に転生する。スペースビーストの細胞が拡散しなくて良かった 【余談】 名前の由来は吸血鬼ノスフェラトゥから。 スーツは『ウルトラマンコスモス』のバデータの改造。 追記・修正は恋人の死を乗り越えてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前の由来は吸血鬼ノスフェラトゥから。ネズミをモチーフにしているところがそう。 -- 名無しさん (2021-07-18 18 02 50) とにかく長いんだよなぁノスフェル登場から退場まで。孤門の成長が軸とはいえやりすぎた感はちょっとある -- 名無しさん (2021-07-18 18 14 28) 今のウルトラシリーズの映像作品にまた再登場できないか? -- 名無しさん (2021-07-18 19 36 42) 主人公が人質ごと怪獣を倒す展開はネクサスだけだと思ってたんだけどオーブで再び見る事になるとはなぁ… -- 名無しさん (2021-07-18 19 42 32) 「『ウルトラマンネクサス』は主人公が変身するところまで見てください」はもう「序盤に見せて実は最終回」ネタで有名だけど、個人的に大真面目に勧めるなら「『ウルトラマンネクサス』は主人公がネズミのバケモノみたいな怪獣の口の中を撃つところまで見てください」と勧めたい -- 名無しさん (2021-07-18 21 13 19) こんなんでも放送中にソフビが発売された…が、ペドレオンやクトゥーラともどもあまり売れなかったようだ(当たり前だ)。また、アトラク用スーツも制作されており、現在でも各地のショーでたまに見かけられる -- 名無しさん (2021-07-18 21 59 38) 元社長な神「クリスマスに人を殺す怪獣など…神の力で葬ってやるゥ!」 -- 名無しさん (2021-07-18 22 55 02) 自由に大きさを変えられるとあるが作中で小柄な姿で登場したのは全て一度撃破された後、巨大化した後に撃破を挟まずに小型化していないので再生直後は小型サイズでそこから大型になるんじゃないかと思う。あと爪の攻撃力は凄いけど再生以外特殊能力持ってないから戦闘能力は多分低い方。 -- 名無しさん (2021-07-18 23 43 14) クソネズミ -- 名無しさん (2021-07-19 01 07 31) ↑3 あんたもクリスマスを鬱にしただろw -- 名無しさん (2021-07-20 02 50 41) 夢の国ではなく悪夢の国から来たネズミ -- 名無しさん (2022-08-12 23 24 32) なお、着ぐるみのもととなったバデータは、登場エピソードが「ある理由」により本放送時は未放送となるというとんでもない事態に見舞われた。 -- 名無しさん (2022-11-21 21 13 24) 報告にあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-11-22 21 32 05) 対して強くないのに兎に角しつこい -- 名無しさん (2023-11-06 23 50 54) 個人的には「実は本編以前に主人公の大切な人を奪い、数多の悲劇を引き起こした元凶」「幾度となく姿を現し悲劇を引き起こした理由が『再生能力』にあったこと、再生能力を司る弱点があることが判明する」「再起を果たした主人公が『これ以上、誰かを不幸にさせない』新たな戦う理由を誓い、弱点を撃ち抜いたことでついに倒され“悲劇の連鎖を断ち切って見せた”」展開は本当に好き。……溝呂木のやり口がガチでえげつなさ過ぎて見るのが辛いのも否定しないけど……。 -- 名無しさん (2024-09-07 02 34 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/12650.html
草案 登場人物 アブソル:フッター サーナイト:エレン カクレオン:ノック -- (ユリス) 2015-08-18 22 02 03
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/5943.html
「こいつだけは……絶対に許さない!」 2004年に放送された特撮作品『ウルトラマンネクサス』に登場した怪獣。 人間を捕食する異形の怪物・スペースビーストの一体であり、「フィンディッシュタイプビースト」に分類される(fiendish=悪魔的な)。 身長5~50m、体重3万9千t(最大時)。皮を剥いだネズミを思わせる牙を生やした外観が特徴。 名前の由来は『吸血鬼ノスフェラトゥ』という映画のタイトルに使用されて以降、吸血鬼や不死者の事として使われるようになった “ノスフェラトゥ”であろう(前述の映画に登場する吸血鬼は、突出した前歯や鉤爪などネズミに似た特徴を有する)。 後述する不死性や、人間を怪物化するという点では吸血鬼の類に似通ってるとも言えなくもない(血は吸わないが)。 主な武器は伸縮自在の長い舌、並びに両手の鋭い爪。前者は主に人間を絡め取って捕食する際にも使用し、 後者は闇の巨人ダークファウストを(事故ではあるが)背後から貫き、一撃で即死させる威力を劇中で見せている。 飛び道具は持たないはずだが、PS2ゲーム版のみ腕から放つ黒いエネルギー弾「ダークボウル」を必殺技とする。 最大の特徴は口の中に備えた再生器官であり、それさえ無事なら肉体を破壊されても何度でも再生可能。 その他、殺した人間の死骸に自分の細胞を植え付けて、自らの傀儡「ビーストヒューマン」に変異させたり、 額からの光線や眼球からの触手で人間を体内に取り込んで人質にするなど、悪質な能力とそれを活かす知能を併せ持つ。 原作では第11話「人形 -マリオネット-」から、第17話「闇 -ダークネス-」までの7話にかけて登場。 ビーストを操る闇の巨人ダークメフィスト=溝呂木慎也の配下として非道の限りを尽くした。 + 劇中での詳細な活躍(以下ネタバレ) 主人公・孤門一輝の恋人である斎田リコは、孤門と半年前に出会い、劇中で徐々に関係を深めていたのだが、 彼女は孤門と出会ったその日にノスフェルの襲撃を受けて家族を皆殺しにされ、自身は溝呂木によって射殺、 闇の巨人ダークファウストに憑依されていた“人形”であった。 徐々にダークファウストの意識に浸食されていったリコは 通じてもいない電話の通話口に向かって話し続けたり、 大学の卒業制作である家族の肖像としてスペースビーストや家族の死体らしきものが描かれた悍ましい絵を描き、部屋に撒き散らすなど狂気に陥った末、溝呂木に真実を暴露された事でダークファウストの意識に完全に支配され、 姫矢准=ウルトラマンネクサスに襲いかかる。ウルトラマンの光を吸収し、優位に立つファウストだったが、 意を決した孤門の攻撃でファウスト=リコは微かに本来の意識を取り戻す。 孤門の存在が邪魔になったと判断した溝呂木はノスフェルを召喚し、孤門を殺害させようとするが、 ダークファウストは孤門を庇ってノスフェルの爪を受けて致命傷を負い、リコの姿に戻った後に光となって消滅。 残ったノスフェルはネクサスのクロスレイ・シュトロームで倒される。 リコを喪った孤門は上司から休暇を与えられるほど精神が衰弱し、更に溝呂木が放った幻影 (何事もなかったかの様に笑うリコから家族としてマネキン人形を紹介されたり、 バラバラになったマネキンをリコの死体と認識して拾い集めたり、ナイトレイダーの同僚たちに暴行されるなど) による精神攻撃を受けて発狂しかけるが、ビーストに家族を殺された過去を持つ、西条凪副隊長に救われる。 しかし、直後に復活を遂げたノスフェルは、孤門が動物園で知り合った山邑一家を襲撃してしまう (なお、このエピソードが放映されたのは正月商戦真っ最中の12月25日だった)。 ノスフェルは山邑夫妻を殺害、ビーストヒューマンとして操って、山邑一家の兄妹、薫と理子に恐怖を味わわせた後 (なお、彼らは娘の名前が理子=リコであるというだけの理由で、溝呂木に選ばれた)、 理子を体内に取り込んで、防衛部隊ナイトレイダーとウルトラマンネクサスの前に立ちはだかる。 しかも、凪に「悲劇を繰り返さない為、スペースビーストに憎しみをぶつけろ」とアドバイスされていた孤門は、 事情を知らぬまま、ノスフェルに対して新兵器メガキャノンバニッシャーを撃ち込んでしまった。 ノスフェルは爆散したが、体内に囚われていた理子は重傷を負い、後から事実を知らされた孤門は罪悪感に苛まれる (なお、理子は記憶操作チーム『メモリーポリス』によって、この一件に関する記憶を抹消されるはずだったが、 ノスフェルの体内に囚われた影響で不具合が発生、結果、怪物と化した両親の手で怪獣の体内に捕らわれ、 怪獣諸共撃たれたという悪夢のような記憶を除いて、全ての記憶を喪失してしまった)。 二度目の復活を遂げたノスフェルは、夜闇に紛れて民間人やナイトレイダーへの襲撃を繰り返す。 罪もない山邑一家を巻き込んでしまったトラウマから、ノスフェルに対して攻撃出来なくなった孤門は、 仲間の石堀隊員を危機に陥らせた挙句、地球解放機構TLTを脱走してしまう騒ぎを起こす。 しかし、最終的には迷いを振り切ってナイトレイダーと合流した孤門がノスフェルの口腔を狙撃し、再生器官を破壊。 その直後にウルトラマンネクサス・ジュネッスのオーバーレイ・シュトロームを受けたノスフェルは、ようやく完全に消滅した。 しかし、死後も全てのビーストが合体して誕生した最強のビースト、イズマエルの右腕パーツとして復活。 その爪による連続攻撃は、ウルトラマンネクサス・ジュネッスブルーを一度は地に倒れ伏させるほどの威力を発揮した。 椎名高志氏のコミカライズ版ではファウスト=リコが死亡した後に登場。 児童誌掲載ということもあってか映像作品ほどの陰湿な行動には至らず、石堀隊員を負傷させる程度の悪行に留まっており、 ネクサスによって顎をこじ開けられた所を、復讐心を乗り越えた孤門の狙撃により殲滅されている。 そのグロテスクな外観のみならず、数多くの登場人物を無情に屠り去った上に、 えげつない戦法によってネクサスやナイトレイダーを翻弄し、 6週間も出ずっぱりでひたすらに主人公の心を抉り続ける という、 鬱展開の一翼を担ったことから、DVD特典映像でも「これほどの憎まれ役を演じた怪獣もウルトラシリーズでは珍しい」と評されている。 それ故、視聴者の印象にも強く残った怪獣でもあり、『ネクサス』怪獣の中では知名度・人気はそこそこ高い。 以降の映像作品には登場していないが、『ウルトラマンギンガS』の外伝小説『マウンテンピーナッツ』で久々に登場。 こちらでは著者の作風、そして小説媒体という地の利を最大限に活かしてTVシリーズ以上の凶行に及んでおり、 ある意味ジャミラと並んで同作を象徴する怪獣となっている (同作は他著者によるウルトラシリーズの外伝小説共々、アンソロジー『多々良島ふたたび』に収録)。 + その惨状(以下ネタバレ) 『ウルトラマンギンガS』の本編は、基本的に怪獣が暴れても死人が出ない(描写されない)世界観なのだが、 ノスフェルは空気を読まずに人々を虐殺、ビーストヒューマンへと変異させていった。 しかし、国際的な影響力を持つ環境保護NPO団体「マウンテンピーナッツ」がノスフェルの保護を始めた為、 防衛チームUPGは出動できず、自衛隊も「ビーストヒューマンを操るノスフェルは悪質な知性を持つ存在」と判断し、 「知性を持つ怪獣への武力行使は『戦争』ではないか」という憲法上の問題に直面。出動出来なくなってしまう。 ビーストヒューマンとマウンテンピーナッツの構成員を盾にしたノスフェルは悪逆の限りを尽くし、 家族や恋人を殺された人々がノスフェルに反撃しようとしてマウンテンピーナッツの戦闘員に射殺されたり、 大事な人を奪われて絶望した人々が、自らも愛する人々と同じビーストヒューマンになる道を選ぶなど、 「悲劇が悲劇をうみ、人々の苦しみが天を覆い尽した」と評されるほどの大惨事となる。 見るに見かねた主人公の久野千草が初代ウルトラマンにウルトライブして立ち向かうが、 ノスフェルは再生能力で30秒以上に渡るスペシウム光線の照射に耐え、 数十発の八つ裂き光輪で四肢をバラバラにされ、首を切断されてもまだ生き延びていた。 更に哀れみの言葉をかけながら近づいてきたマウンテンピーナッツ日本支部・総司令官の原動を、 目からの触手で額に取り込み、彼の脳に直接苦痛を与えつつ人質としてウルトラマンの攻撃を封じる。 原動を救出しようと攻撃を始めたマウンテンピーナッツ戦闘員をも捕食し、 マウンテンピーナッツが運用するビートル戦闘機を舌で叩き落しながら暴れまわるが、 戦闘員の一人が放ったスペシウム弾頭弾が額に命中し、原動が死亡した事で形勢逆転。 渾身のウルトラアタック光線で動きを止められ、ウルトラ念力で爆砕した。 しかし、この戦闘で周囲数十キロメートルに渡るクレーターが形成されるほどの大被害が発生し、 千草も心身ともにボロボロになるなど、その勝利は手放しで喜べるものではなかった。 この後、彼女が夢を叶えて異星人がファンになるほどのアイドルとして大成できた事が唯一の救いだが……。 また、スパークドールズでノスフェルに変身していたのはチブル星人エクセラーの部下、アンドロイド・ワンゼロだったのだが、 後に味方となる彼女がこれほどの大虐殺を行っていたという描写は賛否両論である*1。 また、小説『ティガ・ダイナ ウルトラマンガイア 超時空のアドベンチャー』にも登場。 『ネクサス』本編の世界から『超時空の大決戦』の世界へと転送されてウルトラマンガイアを苦しめたが、 同じく転送されたスーパーGUTSの連携攻撃により倒され、合体怪獣デーモンギラレス14世の素材となった。 (以上、Wikipediaより一部抜粋・改変) MUGENにおけるノスフェル スミス中尉氏が手描きで製作したノスフェルが2011年7月26日に無限ロダで公開された。 現在も随時更新中であり、同ロダの閉鎖後は製作動画内にDLリンクが用意されている。 支援専用キャラのアンノウンハンドを除けば、初めてMUGEN入りした『ネクサス』怪獣である。 殆どの技が味方殺し技である事が特徴で、原作第1~4話に登場したペドレオンをストライカーとして呼んだり、 超必殺技時のカットインが前述のリコの絵であったり、板を齧ってゲージを溜めたり、 死亡してもリザレクションで復活するなど(一ラウンド一回のみ)、原作における挙動などを再現したキャラクターに仕上がっている。 2011年8月28日の更新で簡易AIも搭載された。 英語スペルは公開当初は「Nosfell」だったが、2011年9月12日の更新以降は「Nosferu」表記となった。 また、ガード時やイントロに登場するウルティノイド系キャラのドットは、muu氏のニセウルトラマンの改変とのこと。 ザギさんとのタッグ時や敵対時、対小清水亜美、対アーマードコア相手の特殊イントロが実装されており、 ウルトラセブンや魔法少女にはトラウマを抉る凄惨なイントロが用意されている他、某隊長が相手だと…… また、謎ジャムやられも搭載されている。 素の性能も高いので、腕に自信があればプレイヤー操作で特撮ヒーローに挑んでみても良いだろう。 この他、カーベィ氏が製作したコンプゲー『AIメカゴジラ対戦格闘ゲーム』には、ロボット化した「メカノスフェル」が参戦している。 出場大会 第二次・怪獣達によるポイント制ランセレ大会 みんなのトラウマタッグトーナメント 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント 出演ストーリー ネクサスまてぃっく(怪獣側主人公) 黒き魔女と黄金鉄の夢と *1 尤も、この『マウンテンピーナッツ』という作品は『ウルトラマンギンガS』の前日談という触れ込みではあるのだが、 実際に映像作品と世界観を共有した物語であるか微妙な点も少なくない。 例を挙げれば、『ギンガ』世界ではスパークドールズが関わる以前はウルトラマンも怪獣も出現した事例が無い筈だが、 小説では異星人由来の技術であるメテオールが存在してたり、またジャミラの正体をマウンテンピーナッツ総司令が既知してたりと、 SD登場以前より人類が怪獣と戦っていたかのような(より言えば『メビウス』辺りの延長線上的な)描かれ方がされており、 本作は厳密な意味で映像作品と地続きの外伝ではなく、原作設定で言う「レベル3マルチバース」相当の派生的なパラレル宇宙と考えた方が妥当かもしれない。 少なくともワンゼロの件も含め、映像作品と完全には同一視しない方が色々と矛盾が起きないのも確かである。 というかむしろ、『ギンガS』視聴者からして見れば本作を正史扱いにされたら冗談抜きでたまったもんじゃない。 実際、舞台である降星町の名称が、小説では「星降町」と表記されている部分が多々散見されているため 著者の小林氏も意図的に本編とは違う世界線の物語として執筆した可能性も否めない。 アンソロジー集に収録された際には「降星町」に修正されていたので、単なる誤植だった可能性も高いが。
https://w.atwiki.jp/syakure/pages/802.html
ATTSF-Y02A ノスフェラトゥ Nosferatu 概要 大洋州連合軍が次期主力戦術機候補の一機として開発した試作戦術機。NMMS-X19GN ウルス・ラグナで有用性が実証されたGNハイブリッドフレームを全面的に採用、さらにサイコフレームを活用すべく数々の新機軸を導入した野心的な機体となっている。 複数の動翼を使用した重心移動による機体制御を行うATTSF-01A 心神やXFJ-01a 不知火・弐型 Phase2と異なり、両肩のGNスラスターや胸部・膝部のリバーススラスターによる半ば強引な機動を取るのが特徴。その運動性能はATTSF-01A 心神をはるかに上回り、太陽集連合軍系戦術機の中では最優秀に類する。システム面だけではなく、携行武装も統合整備計画に対応した次世代型兵器を装備しており、一種のテストヘッド機となっているのも特徴である。 性能は極めて高く、軍上層部を満足させたが制式量産機とするには野心的に過ぎ、コストも高騰した為に選定コンベンションに敗北。少数が生産されただけに留まるが、一部が第13独立義勇師団『アインザッツグルッペン』に渡り、師団長専用機として運用されている。 また、一部の機能は次期主力機の新機軸としてブラッシュアップされた後に採用されていく予定であり、VMS-03A アストーレの上位機種として開発が進むVMS-04A モンデンキントや次期主力戦術機候補最右翼ATTSF-Y03A ヴァンピーアへ反映されて結実される事になる。 機体構造 NMMS-X19GN ウルス・ラグナと同様に機体の内部フレームには『GNハイブリットフレーム』を採用している。これは内部フレームそのものをサイコフレームで構築し、その上でフレーム全面をGNカーボンでコーティングした物である。これによってサイコフレームによる剛性と思考制御による機体追従性の向上と共にGNカーボンによるフレームの粒子コンデンサー化、そしてGN粒子による機体剛性の強化を両立する事に成功している。特に機体剛性の強化というメリットは非常に大きく、本機が機体強度を無視した高機動戦闘が行える大きな要因となっている。また、後述する『ナイトロシステム』の存在によって、より衛士及び機体システムとの親和性が向上している。 また、装甲部はコクピット周辺と跳躍ユニットにサイコフレームとGNカーボンが使用されており、それ以外の部位に心神にも採用された粒子充填型発泡金属素材を使用している。これにより、機体重量の軽減と装甲防御力の両立に成功している。また、従来の戦術機と違って、バイタルエリア付近の装甲部とフレームの間に意図的に空間を開けた中空構造を取っている。戦闘時はこの中空部分に高密度のGNフィールドを常時展開する事で被弾時に内部構造にまで損傷が達しないようになっている。 関節駆動システムには『粒子圧縮駆動システム』と呼ばれる最新の物が用いられている。これは装甲内部に貯蔵されたGN粒子を用いた駆動機構。表面に展開した格子状の粒子フィールドによる加圧・減圧によってシリンダーを稼働させる、所謂粒子版油圧式駆動である。高出力ながら機器の小型化・軽量化が可能であり、なおかつ装甲による防御が難しい関節部表面にGNフィールドを展開している事で一定の防御力の付与が可能となっている。 スラスターは跳躍ユニット以外に両肩に回転式ターレットノズルを装備。さらに胸部と膝部に制動用のリバーススラスターを装備している。特筆すべきはこれらの肩部ノズルやリバーススラスターに推力偏向機能を始めとする跳躍ユニットに本来備わる機能がが備えられている事である。F.B.L.の開放型粒子加速器の原理を応用し、ノズル付近にフィールド制御技術を用いた開放型粒子加速帯(フィールド・バレル)を展開。そして余剰粒子を常時蓄積させておき、衛士の任意のタイミングで通常の粒子噴射に加えて蓄積されていた余剰粒子を解放する事で一種のアフターバーナーとして瞬時に任意の方向へ運動エネルギーを生じさせる事が出来る。フィールド・バレルによって粒子の解放ベクトルは自在に偏向できる他、通常のスラスター動作による粒子噴射もフィールド・バレルによって偏向可能な為、本機のリバーススラスターは簡易な構造でありながら三次元推力偏向ノズルと同等の機能を得ている。これによる推力偏向と圧縮粒子の解放によって本機は従来の戦術機以上のトリッキーかつ俊敏な戦闘機動が可能となっている。 もう一つの特徴として、乱戦下の近接戦闘能力を重視して機体各部にGNカーボン製のブレードエッジや新素材を用いた超振動ブレードが装備されている。これは東北親征において幻想郷艦隊のMt-00/TYPE-8 武御雷に苦しめられた戦訓からなされたものであり、『大洋州連合軍版武御雷』と呼ばれる要因にもなっている。該当するのは両肩のカーボンブレードや両腕部の超振動ブレードベーン、さらに脛部外縁部及び踵部、足先、マニュピレーター先端部などに近接戦闘用のブレードエッジ装甲処理がされている。特に機体サイズと比較すると大型である両肩のGNカーボンブレードベーンは強度に影響が出ないレベルで高濃度圧縮粒子噴射用のスリットが備えられており、姿勢制御用スラスターとしても機能する。 ステルス性能 形状的なパッシブステルスはせいぜい対レーダー複合材でコーティング構した事と発泡金属のGN粒子を充填する気泡を正六角形型に隙間無く並ぶよう加工する事でハニカム構造としてレーダー波が吸収されるようにしている程度。 アクティブ・ステルスシステムはXRTSF-06 PAK-FAやVMS-03A アストーレと同様のものを装備するが形状面でステルスを考慮していない以上両機には劣る。 コクピット 操縦機構はマスター・スレイブ方式に統一。同時に学習型バイオコンピューターを搭載するなどソフトウェアも一新されている。内部は機体各部のセンサーから得たデータが直接投影される球型全周囲モニターが備えられ、コクピットモジュールは全球型となっている。モジュールそのものは腹部に搭載され、緊急時の脱出ユニットとして機能する。 本機のコクピットは360度回転式リニアシートという方式になっている。これはコックピットの構造がリニアシートを含めた内殻と、それを包むようにしてある外殻とに完全に分かれているタイプのコックピットである。通常のタイプでも過剰な遠心力防止のために上下左右にいくらか可動出来るよう内殻と外殻が分離されているものだがこの場合は必要に応じて内殻部分が外殻と干渉せずに360度回転が出来るようになっている。極端な例を挙げれば、機体がどんなに回転したり向きを変えたりしてもパイロットの乗るコックピットは微動だにしないようにでき、空間失調を防ぐ事ができる。 また、内殻と外殻の間の空洞はGN粒子を充満させる事で慣性を制御、衛士にかかる負荷を大きく軽減している。 内殻と外郭が完全に分離されて回転する為に普通にコード類でその間を繋ぐことは出来ず、人間の神経細胞に見られるシナプスのシステムを参考にした送信機と受信機間の情報伝達とそれによる電位変化を機体内の電子センサーが感知して情報伝達を行うというシステムを採用している。 太陽炉 本機に装備された太陽炉は新機軸を多数詰め込んだ最新型第四世代太陽炉、通称『ミラーリ』。純正太陽炉に粒子再変換式過給器を備えた基本構造はそのままに、粒子圧縮システムを搭載、さらに一部素材にGNハイブリッドフレーム、つまりサイコフレームを用いているのが特徴。 従来のGN粒子の圧縮はあらかじめ出撃前に外付けの圧縮システムで粒子を圧縮し、GNカーボンやコンデンサーに充填していた。その為、戦闘中に圧縮粒子を使い切った場合は再圧縮は不可能という欠点があった。本機はその欠点の解消の為、太陽炉内部に粒子圧縮システムを搭載。生成されたGN粒子を次々と高濃度圧縮粒子に変換して各部コンデンサーや跳躍ユニットへ供給可能としている。 高濃度圧縮粒子は当然ながら同量の質量のGN粒子よりも生み出すエネルギーは大きくなる為、推進器やビーム兵器に用いればそのままその出力に影響する。 そういった利点を持つ高濃度圧縮粒子を常用する事を可能とした事は仮想敵国の機動兵器に対して大きなアドバンテージとなる。特に跳躍ユニットのGNスラスター用粒子として使用できる事は本機の機動性を支える上での大きな利点である。 また、従来太陽炉から生み出される粒子を火器や機動、フィールド制御等にどのように割り振るかはOSによって半自動制御、または出撃前に設定するようにされていた。本機の場合は太陽炉の構造材に埋め込まれたサイコフレームによって脳波と連動させ、衛士の直感的操作によって生成粒子の割り振りを自在に調整する事が可能となっている。これにより、特定の状況下においてはGNフィールドの展開出力を極大まで上昇させたり、逆に火器やフィールド制御への割り振りを最低限にしてスラスター出力に全て回すなど柔軟な運用が可能となっている。 跳躍ユニット 本機の跳躍ユニットは新規設計されたグレーシェル・コンツェルン製『FE-120-GR-210』。当初は心神の跳躍ユニットとして開発された為、形状は機首の張り出しや五角形状のエアインテークなど、全体的に垂直面が少ない。翼形状は、外側に傾いた斜め双垂直尾翼を持つカナード付デルタ翼。主翼後縁はW型に屈曲しており、翼端は折畳み機構付。カナードは細長い短冊形状となっており、主翼直近に主翼前縁と平行に取り付けられている。内部に太陽炉を一基内蔵し、さらに二基の跳躍ユニット内の太陽炉を同調させる事でツインドライブ化している高出力ユニットとなっている。 材質はGNハイブリッドフレームと炭素繊維複合材で構成。サイコフレームを内蔵することで脳波による直接的な操作が可能。また、粒子スラスター部に推力偏向のパドルが存在しないがこれは機体本体のリバーススラスターと同様に開放型粒子加速帯を利用した推力偏向を行う事ができる。パドル式よりも広い範囲に偏向が可能となっており、自在な戦術機動が可能となっている。同時に第四世代型太陽炉から生み出される圧縮粒子を噴射することで従来機を上回る推力を発揮可能である。 アビオニクス 従来の専用機や一部最新鋭量産機に搭載されていた補助制御システム『IPSCS(Integreted Phycomu Suppert Contorol System)』はあくまで機体全ての制御ではなく、よりシステマチックな補助制御を行うものであり、ターゲットの補足や指定、火器の発射、粒子フィールドの展開などを脳波制御によって行うという物であった。しかし、本機はGNハイブリッドフレームを搭載する事でサイコフレームを用いたより完全な脳波制御による思考操作が可能となっている。 しかし、サイコフレームの性能を最大限引き出す為には相応の適正が必要である。そこで開発されたのが『ナイトロシステム』である。主に機動兵器に用いられるサイコフレームによる制御、ないし『サイコミュ』の原理は人間の出す脳波を機械によって検知し、それを脳波パターンに応じた機械語に翻訳することによって機体やファンネルやドラグーンシステムといった機動砲台を操作するという物である。当然検知するには一定水準以上の脳波でなくてはあらず、詰まるところNTというのは『一定以上の脳波を持つ人間』に過ぎない。勿論厳密に言えばそれに付随してNTには驚異的な直感能力や感応力を有するという特徴があるが、単純にサイコフレームやサイコミュを作動するには一定以上の脳波さえあればNTである必要はない事となる。 ナイトロシステムとはその発想から生み出された一種の脳波増幅装置である。強化装備に新たに付け加えられたヘッドセット内に増幅装置を取り付け、脳波を増幅させる事でサイコフレームに検知させ、例え一般的な兵士であってもまるでNTが操るかのようにサイコミュないしサイコフレーム搭載機を操る事が可能となる。同様にサイコフレーム内蔵型の銃火器や機動砲台もスペック通りの性能をフルに活用する事が可能である。 このシステムの搭載によって、適性のない人間であってもサイコフレーム搭載機をスペック通りに操作する事が可能となり、将来的な搭載機の量産化に道を開いている。 武装 AMWS-G12 試製次世代多目的突撃銃 AMWS-G11 先進型多目的突撃銃に代わる制式装備として開発された突撃銃。UPW仕様に沿った36mm電磁加速式機関砲が搭載されている事や 各部にオプションを後付けする為ピカティニー・レールやスモール・レールが各部に装備している点など多くはAMWS-G11と変わらない。 特徴は120mm滑腔砲の代わりにF.B.Lが装備される事でビーム兵器との統合が図られ、さらに標準装備されていた銃剣が放熱板を兼ねられる様になった事である。F.B.Lはモジュール化されており、120mm滑腔砲への換装や他の装備へ換装する事は容易であり、多様な任務へ対応することができる。 もう一つ、最大の特徴は銃身にGNハイブリッドフレームを採用した事で脳波連動による高精度予測照準が可能となっている事である。各種センサーで得た空間情報を直接パイロットに伝達、脳波を照準に反映させる事で正確な照準が可能となっているが、本機はさらにそれを補助する為に独立型火器管制システムを標準で装備。これによってスナイパーライフル並みの命中精度を標準的に備えている。 MA-M101 ブルドガング MS用近接格闘兵装開発の老舗であるマティウス・アーセナリー社が開発した長剣。GN粒子を熱変換することで超高温を生み出し、その熱を瞬間的に対象に伝導させることで高い切断力を発揮するという今までのGN粒子を利用したタイプの長剣と原理は同様。刃の部分は熱伝導用の素材であるが。それ以外はGNカーボンで構造する事で大量の粒子を充填しておく事ができる。 最大の特徴は高濃度圧縮粒子の常用を前提に長剣自体に複合兵装としての機能を持たせた事である。刃身部分には微細なスリットが複数存在し、そこから粒子を噴射する事でGNフィールドを展開できる。さらに噴射される粒子に指向性を持たせる事で推力を生み出す事が可能であり、長剣を補助推進システムに転用する事もできる。副次的効果ではあるが斬撃を『加速』させるという芸当も可能である。 各部カーボンブレードベーン及びブレードエッジ装甲 両肩、さらに脛部外縁・膝・足先・踵・腰部装甲・跳躍ユニット主翼外縁に装備された密集近接格闘戦用のブレード。『MA-M101 ブルドガング』の刀身と同様の素材で構成されている。これらのブレードベーン表面からもGN粒子の放出口が備えられており、姿勢制御に用いられる。 各部のナイフシーフ(本機はブレードベーンだが)を用いての姿勢制御は幻想郷艦隊の戦術機やその影響を受けた東南アジア方面軍開発の戦術機に多い特徴だが、本機は空力的にはハンデとなるブレードベーンに粒子スラスターとしての機能を付与させ、半ば強引な機動制御を行うという全く逆方向のベクトルで同様の効果を狙っている。 両腕部超振動ブレードナイフ 熱伝導素材で構成されたブレードナイフをさらに超振動させる事で分子結合ごと切断するという原理の近接格闘兵装。その切れ味は従来のブレードナイフをはるかに上回る。 GNビームバルカン 頭部に装備された近距離用ビーム兵器。速射性能に極めて優れており、一撃辺りの出力は低いものの、その速射性能によって高い牽制・迎撃性能を持つ。パイロットの脳波を感知して自動制御で発射されるのが特徴。さらに銃身内に装備された小型ビーム偏向器によって頭部を動かさずとも、ある程度射線を偏向させる事ができる。射線の偏向は網膜連動型の照準装置と連動して行われる。 多目的追加装甲 戦艦用の複合装甲と同一素材で構成される盾。下部に刺突用のカーボンブレードを装備すると同時にリアクティブアーマーを後付けできる為、防御用装備のみならず近接兵装としても利用ができる。リアクティブアーマー以外にもコンデンサーユニットとGNスラスターユニットをオプションとして装着可能であり、強襲時にブースターとして機能させることができる。この場合はそのままシールドとして用いる事で重量面での無駄を減らす事が出来る点も特徴である。これまで用いられてきた強襲用ブースターは戦闘時に廃棄していたが、廃棄後の回収が困難であった。このシールド・ブースターは製造コストは高くなるものの、被弾による損傷が無い限り再利用が可能という利点もある。 装備 コンフォーマルアレイレーダー 粒子蓄層型対弾装甲 粒子圧縮駆動システム GNカーボン 液体窒素充填型軽量カーボンフレーム 第三世代型搭乗者保護システム 統合戦術情報伝達データリンクシステム OBLシステム(オペレーション・バイ・ライトシステム) バイオコンピューター搭載型教育式OS 作戦行動予測システム ナイトロシステム GNハイブリッドフレーム
https://w.atwiki.jp/fertcg/pages/279.html
R2-047 コモン ノスフェラート 魔法 直接間接攻撃 闇A 攻撃4 必要3 理+1 イラスト/ぱる 使用後にこのカードはリムーブされる。
https://w.atwiki.jp/fedic/pages/991.html
ノスフェラート 封印の剣で初登場した高位の闇魔法。~ 封印の剣では入手不可能で、敵専用装備となっている。~ エフェクトは、背景に文字のような文様が浮かび上がった後、敵を囲むように周りに黒い炎が灯っていき、~ 最後にそれらの炎が敵に向かって一点に凝縮するといった感じのもの。~ ミィルもエフェクトが長いことで有名だが、こちらは更に長い。イライラする事この上ない。~ 烈火以降ではミィル同様改善されたが、やっぱり長い。ただ、ミィルと違って持っている敵は多くないので、その点ミィルよりマシと言えなくもない。~ 烈火以降では宝箱などから手に入り、自軍でも使用出来るが、なんと重さは18(封印では13)。重すぎる。~ その割りに威力は15なので、イマイチな武器である。~ 重さと威力の関係から考えると、ゲスペンストやグレイプニル、ナグルファルを使った方が良い気がする。~ 因みに、封印での武器の説明は「魂を啜る冷たい炎」。説明だけはイカしている。~
https://w.atwiki.jp/20161115/pages/66.html
相場たちと別れ、南下した加藤は眼前の光景に言葉を失った。 もとは東京のように整備された道路が敷かれ、綺麗なビルや民家が立ち並ぶちょっとした都市だったのだろう。 だが、至るところに刻まれた破壊の痕は、否が応でも身の危険を予測させる。 ここでなにかあったのだ。それも、これほどまでに地形を変えるような大規模な戦いが。 この状況において、大した戦力を持たない大多数がとる行動は逃走だろう。 下手人がまだ近くにいるかもわからないし、ソイツと遭遇することになれば敗北は必至だ。 だから、この場で逃げ出そうとも責めたてる者は誰もいない。 (もしかしたら、動けない人がいるかも...) だが、それでも加藤は見知らぬ他者を助ける選択をした。 例え誰から偽善者と蔑まれようと、助けた見返りがなくとも、危ない人がいれば放っておくことができない。 合理的とは程遠い、根っからのお人好しが加藤勝という男だった。 なるべく足音を殺すように、ゆっくりと町の中心へと足を踏み入れていく加藤。 破壊痕は、進む度にその激しさを増していく。 (こんなことが出来る奴が人間だとは思いたくない...相場の言っていた赤首輪の参加者か?) この地に呼ばれた赤首輪の参加者はここまでできるというのか。 正直、怖いと思う。 だが、逃げているだけでは殺し合いの被害は広まるばかりだ。 どうにかして赤首輪の参加者を止めなければ。 「なにをしている」 頭上よりかけられた声に、加藤の足は思わず止まる。 やはり逃げ遅れた者がいたのか。 声をかけられた方へと視線を向ける。 その声の主を見た瞬間、彼は思わず息をのんだ。 満身創痍でこちらを見下ろすソレは、一目でわかるほど異形なる存在だったからだ。 ☆ ソレの姿を認めるのと同時、加藤の呼吸は重く苦しいものへと変貌する。 呼吸の度に取込んだ空気は肺に重くのしかかり呼吸の枷となる。 「これは、あんたがやったのか」 加藤は震える声で瓦礫に塗れた家屋を指差す。 「そうだ」 数瞬の間もおかずして返答がくる。 まるでそれが当たり前だとでも言うかのように、堂々とした物言いだ。 「誰かと戦ったのか」 「語るまでもないだろう」 見ればわかる―――その通りだ。 この惨状を引き起こしたと言い張るなら、何者かと戦闘したという結論など考えなくとも辿りつく答えだ。 「...あんたが望んだ戦いなのか?」 加藤は、僅かな希望を込めて問う。 もしもこの怪物が赤首輪であることを理由に狙われ、身を守るために戦ったのならそれは正当防衛だ。 そうであるならば、犠牲にはせず共に脱出の道を探したいと思っている。 「無論。闘争こそ我が本分。なぜそれを拒絶する理由がある」 だが、返答は加藤の希望を打ち砕いた。 怪物が戦ったのは、正当防衛などではない。おそらくその逆。 コイツは、この殺し合いを受け入れるだけでなく、自ら戦いを仕掛け、殺戮と闘争に興じようとしている。 「オレを止めたければ剣を握れ。その足を踏み出せ。言葉などという脆き刃に縋るな」 (やるしかないのか...!) 自然と、加藤の剣を握る手に力が籠る。 戦うしかないのか。 ガンツの関係ないこんな異常な状況でも、殺し合わなければならないのか。 加藤が苦悩するそんな中。 「オホッ?見たことあるツラだと思いきや...随分と面白いナリになってるじゃねえか、ゾッド」 新たに現れた、獣の皮を被った大男が一人、にたにたと笑みを浮かべつつ現れた。 その男が醸し出す異様さに、邪悪な気配に。 加藤は、この男もまた怪物であると感じ取らずにはいられなかった。 「なぁ、お前があいつをあんなにしたの?」 加藤の気持ちを知ってか知らずか、大男は気さくに話しかけてくる。 だが、その友好的にも見える立ち振る舞いや軽い言動に反して妙なプレッシャーを植え付けられてしまう。 「い、いや...そういう訳じゃ」 「なぁーんだ、ちぇっ」 大男は加藤からあっさりと視線を外し、相も変わらずにたにたとゾッドを眺めている。 なにがそんなに愉快だというのか。 そう口にしようとした加藤はしかしゾッドに遮られる。 「ワイアルド...よもや貴様が生きているとはな」 煽りと嘲笑の笑みへの苦言ではなく。 ゾッドが零した言葉に、ワイアルドの笑みは薄まり、思わずポリポリと額を掻いた。 「あー?ナニ、その俺が死んだみたいな言い方」 「言葉通りだ。貴様は俺に身を裂かれ確かに死んだはずだ。...貴様、なにをした?」 ワイアルドの笑みが消える。 いま、こいつはなんと言った? 「...詳しく聞かせてもらおうじゃねえか」 ワイアルドが死に至るまでの大まかな経緯をゾッドは語った。 「つまり、死にそうになった俺が『5人目』を殺そうとしたのを、お前が止めたってことか?」 「そうだ」 「覚えがねえな。そもそも俺があの男に殺されかけること自体ありえねえ」 そう口にしながらも、ワイアルドの眉間には皺が深く刻まれている。 自分がゾッドに殺される、というのは、まあ理解はできる。 というのも、ゾッドは使徒の中でも戦闘力が高い部類に入り、認めたくはないがまともに戦えば返り討ちに遭うのは事実。 だから戦えば殺されるというのは事実だろう。 だが、ワイアルドは確かにガッツとの斬り合いの最中にこの殺し合いに呼び出された。 あの時は食らいつくのに必死だったガッツとは違い、自分には余裕があった。 あの場面で自分が殺されかけるとは到底思えない。 もしも情報源が他の使徒ならば話半分に聞き鼻で笑って一蹴しただろう。 だが、ネタの提供者はあの不死のゾッド。使徒の中でも屈指の堅物クソ真面目だ。 嘘や冗談を言うような頭を持ち合わせていない彼が、こんなバカげた話を思いつくはずがない。 しかし、ワイアルド自身の記憶とゾッドの話を照らし合わせれば、それだけで矛盾が起きている。 これはどういうことだろうか。 「時間が違うのかもしれない」 思わずそう呟いたのは、加藤。 彼は、二人の異形を前に、逃げ出すこともできず結局ゾッドの話を聞くことになっていた。 「そういやお前いたっけ」 茶々を挟むワイアルドにも特に機嫌を損ねることなく加藤は続ける。 「あんたたちの言っていることは、多分どちらも間違っていない。俺も思い当たる節はあるんだ」 「...続けろ」 「...実は、俺は二度死んだことがあるんだ。一度目は電車に轢かれて、二度目は敵と相討ちになって...俺が言いたいのは、この生き返った時のことなんだ」 死者の蘇生。そんなことは、人間を辞めた使徒ですら容易いことではない。 それこそ、神々の所業だろう。 だが、この男は、何の変哲もないこの男はそれを二度も体験したというのだ。 ゾッドもワイアルドも、自然と加藤の言葉に興を惹かれていた。 「俺が生き返ったのは友達が頑張ってくれたお蔭なんだが、二回目に生き返った時は、俺が相討ちになった記憶までしかなかった。死んだヤツは、死ぬ直前の記憶を受け継ぎ再生させられるんだ」 「つまり?」 「その、確実な証拠はないが、俺の知り合いは『俺たちはコピーで、オリジナルはおそらく処分されている』って言っていた」 コピー。オリジナル。 加藤とは生きる時代が違う二人は、その言葉自体には馴染みがないものの、彼の言いたいことはなんとなく察していた。 いまここにいる自分は、偽物である可能性が高い、と。 「たぶんあんたが死んだ記憶がないのも、死んでから再生させられたからだと思う」 「......」 ワイアルドは呆然とした表情で虚空を見つめている。 仮説とはいえ、自分が死んだなどという事実を証拠と共に突き付けられたのだ。 容易く全てを受け入れるのは困難だろう。 「まあ、いいか」 だが、彼のモットーはエンジョイ&エキサイティング。 少々のショックはあったものの、いま生きているならそれでいいやというなんとも気楽な考えに至り、前向きな気持ちになる。 むしろこれはラッキーだ。 死ぬ運命だった自分が改めて生を掴みとり、生き残れる。そんなかけがえのないチャンスだ。 「なあ、ゾッドさんよ。俺を殺したのは間違いなくオメェなんだよな?」 「それがどうした」 「ならよぉ、ヘヘッ。俺が殺り返しても文句は言わねえよな」 そのために、まずは不安要素を潰す。そう、この手負いのゾッドを殺すのだ。 自分よりも強いゾッドを殺し脱出すれば、この殺し合いを終えた後の自分の生存確率はかなり上がる。 「俺は元々オメェが気に食わなかったんだ。"望むままを行う"。それがオレ達使徒の唯一の戒律だってのに、いつもいつも武人気取りでお堅いオメェがよ」 ワイアルドの身体の筋肉がメキメキと膨張し、発せられる蒸気がその姿を包み隠していく。 その熱気に加藤は思わず目を瞑り、逸らした目を再びワイアルドへと向け絶句する。 かろうじて人間の形を保っていたワイアルドの姿は、一目瞭然に変化していたからだ。 巨大化、などはそのほんの一部。 まず目につくのは腹部に空いた巨大な眼とその真下についた巨大な口。 それらを支えるのは、先程までワイアルドの身体だったものが飾りのようなほど巨大で毛深い肉体。その両肩には腹部のものと同様の邪悪で巨大な眼。 そして先程までのワイアルドの身体は、その異形な肉体の頭部に生えている。 これを一言で言い表すならば、怪物以外のなにも相応しくないだろう。 「......」 「どうしたゾッドさんよ。戦況がヤバすぎて言葉も出ねえか?なあに、エンジョイ&エキサイティングを忘れなけりゃ死ぬのだって怖くはねえさ!」 「...いいだろう。使徒同士の戦いには興が惹かれぬが...貴様がその気ならば、相手をしてやる」 「この牛バカやろうが...そういう態度が、気に入らねえんだっつってんの!」 感情の赴くままに、ワイアルドは拳を振り上げゾッドへと打ちおろす。 彼には自信があった。 自分の強さに間違いはないし、なにより相手は手負い。 この機を逃さねば、確実にゾッドを殺れる。 だからこそ、振り下ろした拳がゾッドの頭部へ当たった時にはやはり勝ちを確信したし、なんなら今までの鬱憤を晴らす勢いで甚振り遊ぼうかと考える余裕さえ生じている。 「舐められたものだ」 だが、決着はまだついていなかった。否、もう付いていると言っても過言ではないだろう。 ワイアルドの振り下ろした腕は、ゾッドの頭部を殴りつけるのと同時にそのまま掴まれてしまう。 「戦闘においては敵を屠るために攻撃を放つ。そんな定石すら忘れたか」 ワイアルドは捕まれた腕を引きはがそうとするも、ゾッドの力は緩まず逃れることができない。 「先程の男は、人間の身でありながらわが身に殺意の拳を刻んだぞ―――このように」 拳を握りしめ放たれる右ストレートがワイアルドの腹部に減り込み、そのまま息をつかさぬほどの拳の雨がワイアルドを襲う。 そう、まるで空条承太郎から受けたラッシュを再現するかのように。 ワイアルドは為す術もなく拳の雨を受け続け、最後の一撃でその巨体が宙を舞い、後方へと大きく吹き飛ばされ瓦礫に衝突しその身を埋めてしまった。 (ど、どうしようもできない...) 加藤は眼前で繰り広げられる戦いに立ち尽くすしかなかった。 手尾ながらも圧倒的な強さを誇るゾッドもそうだが、加藤からしてみれなワイアルドも充分に強い。 もしもワイアルドの攻撃を生身の人間が受けたならば、ただではすまないだろう。 それほどまでに、己と二人との次元の差を実感していた。 (何度か星人たちと戦ってきたが...ガンツの武器がなければ、俺はこんなにもちっぽけなのか) 「立て。よもや、その程度で俺を殺せると思っていたのではあるまいな」 ゾッドの呼びかけにも応えず、ワイアルドは死んだかのようにピクリとも動かない。 まさか本当に死んだのでは?と加藤の脳裏に疑問が湧いたその時だ。 ガバッ。 ワイアルドは突如立ち上がり、ゾッドも加藤も一瞥することなく背を向ける。 そのままスタコラサッサとでも擬音がつけられそうなほどに一目散に駆けだしあっという間に姿を消してしまった。 「...フンッ。やはり奴との戦いでは俺の求めるものは得られんか」 呆れたように息を吐くゾッドは、座り込むとその鋭い眼光でジロリと加藤を一瞥する。 「それで...貴様はどうするのだ」 加藤の心臓がドキリと跳ねあがる。 ゾッドを倒す。無理だ。不可能だ。せめてガンツスーツでもあればまだマシだったが、こんな剣一つでどうにかできるはずもない。 「どうしてもあんたは戦わなきゃならないのか」 「くどい。俺を止めたいのならばその剣をわが身に突き立ててみせろ」 加藤はどうにか説得を試みようとするが、やはりにべもなし。 ワイアルドよりは品性も知性もあるものの、やはり話は通じない。 種族だとかではなく根本的に解りあえない、解り合おうとしないのだから当然だ。 加藤勝がゾッドを止めることは不可能。いまはその事実を認めるしかなかった。 「......」 目を合わせたまま、じりじりと後退する加藤。 その距離が10メートルほどに達したその瞬間、加藤は背を向け全力で逃げ出した。 加藤勝は超がつくほどのお人好しである。 もしもこの場に他の参加者、その中でも非力な者がいれば、加藤は勝機が無くとも立ち向かっただろう。 だが生憎この場にいたのは加藤ひとり。 彼だけならば、ゾッドから逃げる選択肢をとることもできる。 それに、加藤はなにも臆病風に吹かれただけではない。 ワイアルドを瞬く間に蹴散らしてしまったゾッドだが、あの身に刻まれた怪我はホンモノだ。 あのゾッドをあそこまで痛めつけることができる存在がこの殺し合いにいるのなら、自分一人で挑み無駄に屍を晒すよりも、その人物に協力を得た方がいい。 その考えに至ったからこそ、加藤はゾッドに背を向けることができたのだ。 (...俺たちは、人間は、それ以外の生物とは殺し合うしかないのか?) 加藤の選択肢は、生き残るためには間違ってはいない。それは彼自身も自覚している。 しかし、彼の頭の片隅から、その一抹の疑問が消えることはなかった。 一方、ゾッドは加藤を追おうとはしなかった。 おそらく追いつくこともできるだろうが、敢えて彼を放置した。 彼が戦わなかったことへの落胆。それもある。 しかし、それは予想の範囲内だ。 今まで数多くの戦士と剣を交えてきたが、ゾッドの力を見せつけられても尚立ち向かって来れる者は少ない。 単に怯えて逃げたのではなく、なにかしらの目的があって去ったようにも見えたが、空条承太郎との戦いの後では怯えの有無など五十歩百歩のようなものだ。 ただ、予想の範囲内にしては落胆が大きいのは、承太郎と声が似ていたことから、余計に期待を抱いていたからだろうか。 (...まあいい。奴やワイアルドが強者を引き連れてこれば捨て置く意味もあるというもの) 承太郎との戦いの余韻を少々濁されてしまったのは口惜しいが、それを引きずる必要もない。 次なる闘争に備え、不死のゾッドは再び身体を休めることにした。 ☆ 「ゲホッ...クソッ、あの牛馬鹿ゾッドめ」 息を切らしながら走り続けたワイアルドは、フゥと息を吐き身体を木に預けた。 失念していた。 あいつの字は"不死のゾッド"。 死んだと噂が流れる度にまたどこかの戦場で戦ってきた使徒だ。 つまりは、単に勝ち続けてきた自分とは違い、幾度も死にかけてきた経験があるということ。 例え重傷を負っていたとしても、生半可な相手ではないのだ。 「チックショウ、せっかくウサ晴らせるかと思ったのによぉ」 僅かだが拳を交えて改めて思い知らされる。 ゾッドがいる限り、自分はまともに生き残ることはできないと。 ではどうするか。 大人しくゾッドがのたれ死ぬのを待つか、諦めて奴の糧になるか。 両方違う。 再び奴と出会う前に脱出してしまえばいい。 同じ赤首輪でも、あの青い髪の女のように自分よりも弱い存在はいくらでもいるだろう。 そいつらを殺し、一足先に元の世界へ帰還し、以前のように恐怖政治により荒くれ共や囚人を束ね戦力を整える。 おそらくゾッドも生き残るだろう。 奴が帰ってきたら、一気に手駒をぶつけ、弱ったところを今度こそ本気でブチ殺す。 彼はそれを今後の大まかな行動指針とした。 「遊びはほどほどにしなくちゃ...『ほどほど』になぁ」 だが、彼の辞書には反省の二文字は記されていなかった。 【I-4/街/一日目/黎明】 【ワイアルド@ベルセルク】 [状態]:全身にダメージ(大)、疲労(大)、ボコボコ [装備]: [道具]:金属バット@現実、基本支給品、不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針: エンジョイ&エキサイティング! 0:いてえ...いてえよぉ 1:鷹の団の男(ガッツ)を見つけたら殺し合う。 2:さっきの奴ら(隊長、さやか、仁美)を見つけたら遊ぶ。 3:ゾッドはどうにか殺したいが、いまは離れる。 ※参戦時期は本性を表す前にガッツと斬り合っている最中です。 ※自分が既に死んでいる存在である仮説を受け入れました。 【ゾッド@ベルセルク】 [状態]:全身にダメージ(大)、疲労(中)、右角破損、頭部にダメージ(小) [装備]:日本刀@現実 [道具]:不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針:闘争を繰り広げる。 0:とにかく戦う。 1:もう少し休憩したら行動を始める。 2:空条承太郎には強い興味。春花の持つベヘリットにも少し興味。 3:ガッツと出会えれば再び戦う。 ※参戦時期はグリフィスに忠誠を誓う前。 ※加藤が二度死んでいることを聞きました。 【加藤勝@GANTZ】 [状態]:健康、精神的疲労(中)、ゾッド・ワイアルドへの恐怖。 [装備]:ブラフォードの剣@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針:殺し合いを止める。 0:相場の語った赤首輪の参加者に注意。できれば説得して止めたいが... 1:計ちゃんとの合流。 2:ゾッドを追い詰めた参加者を探し協力を頼む ※参戦時期は鬼星人編終了後。そのため、いまの玄野はガンツの記憶を無くし普通に生活している状態だと思っています。 時系列順で読む Back 誰が為に Next 前哨戦 投下順で読む Back 誰が為に Next 前哨戦 strength -力- ゾッド [[]] 変わらない世界 加藤勝 [[]] Decretum ワイアルド 誰の心にも秘められた想いがあって
https://w.atwiki.jp/fireemblemif/pages/17.html
勝利条件 [#u9e4abc0] 敵全滅 味方ユニット [#zd9f82d8] 主人公、リンカ、スズカゼ、リョウマ;、サクラ;、ヒノカ; 敵ユニット [#k725dad2] 名称 Lv 兵種 備考 暗夜兵 3 ノスフェラトゥ 乱拳 暗夜兵 3 ノスフェラトゥ 乱拳 暗夜兵 3 ノスフェラトゥ 乱拳 暗夜兵 4 ノスフェラトゥ 乱拳 暗夜兵 3 ノスフェラトゥ 乱拳 暗夜兵 3 ノスフェラトゥ 乱拳 暗夜兵 3 ノスフェラトゥ 乱拳 暗夜兵 4 ノスフェラトゥ 乱拳 暗夜兵 3 ノスフェラトゥ 乱拳 暗夜兵 3 ノスフェラトゥ 乱拳 暗夜兵 3 ノスフェラトゥ 乱拳 color(red){暗夜兵}; 5 ノスフェラトゥ 乱拳